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バスコンプレッション方式とは(つづき)<2019/01/01>



  昨年末の説明ではコンプレッション方式とバスコンプレッション方式がごちゃごちゃになっていました。



 まずはコンプレッション方式の説明からします。遠くにいる人に何かを伝えたい時、よく私たちは両手を口元にあてホーンのようにして大声をだします。本物のメガホンならかなり遠くの人に声が届きます。このメガホンを逆さに使うと三角錐のとんがったほうから圧縮された音が放射されることになります。音圧が高くなります。これがコンプレッション方式の基本です。実際にはメガホンを逆さに使っても音圧は上がりません。開口径が大きすぎます。その他の条件も悪すぎるのです。しかし、綿密に調整をすればコンプレッション方式は成立します。



 コンプレッション方式は実際には緊急用防犯ブザー、ホーンスピーカーのドライバーなどに使われています。コンプレッションドライバーがそうです。



 コンプレッション方式は低域にも使えますが、私があえてバスコンプレッション方式と呼ぶものは「既にある低音を圧縮して音圧を上げる」のではなく、「コーン紙から出ている、低音になり切れない風を音に変換する」方式となります。



 バックロードホーンというものが存在しますが、スピーカーユニットの磁石のついているほうにただホーンをつけただけでは低音は出てきません。なぜなら、コーン紙の凸面でいくら空気を叩いても音は発生しませんから。低音も中音も高音も発生しません。何故スピーカーユニットのコーン紙は凹面に成っているのか。それは空気を叩きたいからです。空気が逃げないようにとらえて叩きたいからです。そうしないと音は発生しません。



 よくスピーカーBOXの内部には逆相の音が充満しているというような説明を聞きますが、裏板を外して逆相の音を聞いたことがありますか? 私はありません。聞こえるのはコーン紙の凹面から発生した正相の音がBOXの後ろに回ってきた音です。



 さて、バックロードホーンについているユニットの後ろには空気室と呼ばれる部分があります。そして空気室は密閉されてはいません。スリットが開いています。コーン紙の凸面では音を発生させることはできませんが、空気室の空気を圧縮することはできます。あまりスリットが開きすぎていたり、空気を押す速度が遅いと押された空気はただスリットを通って外に逃げていくだけですが、チョンと押されただけなら、空気室の空気は一瞬圧縮されます。そして、今度は圧縮された空気はスリットから出ようとします。この時、押された空気(風成分)が音に変換されたことになるのです。



 簡単ではありますが、これがバスコンプレッション方式の説明になります。あとはいろいろ悩んで理解して下さい。アルテックA5はコーン紙の凹面の一部が板で見えないようになっています。コーン紙が前に出た時、この部分があるおかげで空気は圧縮されます。



 なお、ソフトドームツィターは丸い部分の中央で空気を叩いています。もしドームがとんがりコーンのようにとんがっていたら音は発生しません。



 新年あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。